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Vol4.こころのお話4

執筆者の写真: 安芸心理オフィス安芸心理オフィス

安芸心理オフィスは精神分析的心理療法を提供している心理オフィスです

安芸心理オフィス代表 岡野泰子

 

こころの成長・発達について(2)

 心理学では、知覚や思考・言語・感情等,生体が自己を含めた世界を知る過程を認知cognitionと言います。

スイスの心理学者のジャン・ピアジェは、子どもが自己を含めた世界をどのように認識するかを心理学的見地から実験的に観察し,その膨大な記録を基に子どもの認知機能の発達を理論化しました。



 人の認知機能の発達を、「感覚-運動期(0~2歳)」「前操作期(2~7歳)」「具体的操作期(7~12歳)」「形式的操作期(12歳~)」の4つの段階に分け、「認知の発達とは、蓄積する発達であり、後期の段階に達したからと言って初期の認知方法が捨て去られるわけではない」と述べています。特に、前操作期は、具体的操作期以降の発達に必要な表象機能を獲得する重要な時期だとし、子どもはそこで多くの失敗を体験しながら表象機能を獲得していくことを記述しています。

 ピアジェが、失敗しながら成長する子どもたちを、いかに温かい眼差しで見ていたかを感じますし、私たちも、さまざまなものごとを温かい眼差しで見ていきたいものです。

(参考:wikipedia「ジャン・ピアジェ」、ジャン・ピアジェ著「思考の心理学」

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