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Vol5.こころのお話5

執筆者の写真: 安芸心理オフィス安芸心理オフィス

安芸心理オフィスは精神分析的心理療法を提供している心理オフィスです

安芸心理オフィス代表 岡野泰子

 

こころの成長・発達について(3)

 E.H.エリクソンは、人には、生涯を通じて抱える8つの発達課題があると提唱しました。

具体的には、乳児期には「基本的信頼」、幼児期前期には「主体性」、幼児期後期には「自律性」、学童期には「勤勉性」、思春期には「自我同一性」、成人期には「親密性」、壮年期には「生殖性」、老年期には「統合」の課題があると述べ、これらを達成すれば次に続く発達課題が促進されると述べています。


 

 なお、これらが達成されないと、次に続く発達が阻害される可能性があり、乳児期には「不信」、幼児期前期には「罪悪感」、幼児期後期には「恥」、学童期には「劣等感」、思春期には「自我同一性の拡散」、成人期には「孤独」、壮年期には「停滞」、老年期には「絶望」をもたらすと言います。

 確かに、乳児期に重要な養育者を信頼できるか否かは、その後の発達で、自分を主体的に表したり、自分で何かを成し遂げたりすることに影響しているように思います。

 人の心の発達や成長とは、積み上げられるものだということと、乳幼児期の育ちがとても重要になるということを、認識したいものです。

(参考:wikipedia「E.H.エリクソン」)

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